HClのカメラ備忘録

フィルムカメラとデジタルカメラで撮った写真の備忘録

Leica CLとNickel Elmar 5cm f3.5で夕方の写真を撮りました

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CLとニッケルエルマーの組み合わせです。フードはブラックのFISONです。ニッケルにはブラックがすごく似合うと思います!

アダプターはレイクオールの「L/Mリング 半欠くきタイプ」でL39スクリューマウントからMマウントにして、焦点工房の「SHOTEN LM-LSL M ヘリコイド付き」でMマウントからLマウントのCLに付けられるようにしています。焦点工房のMマウントからLマウントに変換するアダプターはヘリコイド付きとなしの二種類があるのですが、ヘリコイド付きだとMレンズでも寄りの写真が撮れるのでかなり重宝しています。純正品のアダプターと悩みどころですが、焦点工房のアダプターの方が値段も安く、最短撮影距離も詰められるので私はこちらを使用しています。

 

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CL(typ7323) Nickel Elmar 5cm

折角のオールドレンズなのでモノクロで撮影です。ノンコートながらとても良く写っていると思います。特に街頭の金属の網目の描写が美しい……。

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CL(typ7323) Nickel Elmar 5cm

木の根元のディテールもバッチリです。モノクロなら色収差を気にする必要はないですし、カラーよりもレンズの持ち味がしっかり出る気がします。ニッケルエルマーが製造された当時はカラーでの表現を想定していないので、実力を引き出すならモノクロ写真が良いのかもしれません。

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CL(typ7323) Nickel Elmar 5cm

夕暮れ時の葉の写真は、日中とは異なり落ち着いた雰囲気を感じます。マジックアワーの撮影は気分が高揚します。

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CL(typ7323) Nickel Elmar 5cm

ベンチの木の質感がとても好きです。日陰でフレアが発生しない状況だとここまで綺麗に解像できるのかと驚きました。前回の記事ではフィルムで使いましたが、デジタルだと全く違う印象を受けます。

 

普段モノクロ写真はあまり撮らないのですが、オールドレンズだと時々撮りたくなります。特にニッケルエルマーでは顕著に思います。レンズの製造年代を考慮してモノクロ、カラーを使い分けるのも良いですね。